はじめに
無重力着付け®︎とは、着付け教室「鞠小路スタイル」代表の田中千衣子氏による着付けメソッド。
着ることで、身体が軽くなる!との声が上がることから“無重力”と名付けられました。
着付けの方法はとてもシンプル。使うのはとっても普通ないつもの腰紐といつもの着物、いつもの肌着。
特別な道具を使うわけでも、テクニカルなタックを入れたり、補正で身体を固めたりもしません。
「布の声を聞く」と、先生。
ただただ、着物のもつポテンシャルを最大限に発揮させることが、着付けの本当の役割だそう。
そうすると、「身体が整う」「姿勢がよくなる」「元気になる」なんて、感想が飛び出すわけです。
もちろん、複雑なことをしなくても、あたりまえのように綺麗な着姿になります。
思えば、
着物のこの形が完成して数百年、原型の衣服をまといだしては、はや千年越え。
その間当然のように、毎年夏がきて冬がきて、朝起きて家事をして、仕事に行って夜がきて。
お姫様もお侍さんも職人も農民も、ちいさな子供も、お年寄りも、みんなみんな、着物をきて過ごしてきました。
それだけたくさんの時間、たくさんの人が纏ってきた衣服が、
苦しいのを我慢しなければいけない服であるわけも、難しいことをしなければ着られないわけもないですよね。
むしろ着ていたら「いいことがある」から、好んで長年着ていたわけです。
そう考えると、服を着ることの感想で「身体が整う」「姿勢が治る」「元気になる」という言葉が飛び出すのも、ちょっとわかる気がします。
前回の体験会で、着物の着心地を実感してくださった方も、今回初めて着付けを習って見たいと考えている方も是非どうぞ。
「そうなるように」手を動かすだけで、誰でも綺麗な着姿が完成します。
会場は前回に引き続き、水戸の素敵なお家「ヨガ基地リラ」。
民家をセルフルノベーションしてつくられたスペースは、まさに「お家」そのもの。お家の生活のなかで、着物を着る「暮らし着物編」にぴったりの場所です。
合宿クラスの方は、そのまま夕食・お風呂・布団を敷いてお泊まりしていただきます。もちろん、着物で!
水戸のお家で着物生活の第一歩を踏み出していただけたら、とっても嬉しいです。
はすた みすみ